降り頻る雨の中を縦横無尽に走り回った木曜日:2019.8.29

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2019.8.29 タクシー営業備忘録



18:10に出庫。


会社を出発して、ときはま線、あびこ筋を北上、あびこ駅は先客が付け待ちしてるのでスルー、すると西田辺を過ぎたあたりで配車アプリが鳴った。


乗車地点まで730mなので即取りしてみたら、進行方向とは反対方向の阪南町。

まぁ、十分対応可能な範囲なので、現地に向かいご乗車、文の里のロイヤルホストまで。


それにしても、この配車アプリ、注文が入ると、乗車地点までの距離がデカく表示されるだけで、今の自分の位置と、お客さんとの位置関係が全く表示されないのには困ったものだ。

加えて、注文を取って初めて、乗車地点までのナビゲーション画面が立ち上がるが、これがGoogleマップベースで、実に見にくく、かつ、実際の交通規制、道路事情を完全に反映していないのは、絶対に問題ありだと思う。


実際、以前にお客さんを迎えに行く際、乗車地点が進行方向と反対側なのに加えて、歩行者専用道路や、明らかにクルマが通行できない幅員の道を平気で通らせようするなど、本当にエライ目に遭わされた経験がある。


これは絶対に、事故や違反の遠因になる。


だいぶ前に、たまたま配車アプリの運営会社の営業マンと会社で顔を合わせる機会があったので、これらの問題点を指摘した。


このアプリの最大の欠点は、 Googleマップベースという仕様にあると僕は考えている。


この配車アプリの運営会社は、ソフトバンクと資本関係がある。ということは、Googleマップではなく, Yahoo!ナビゲーションをベースにすることは、技術的には十分可能なはず。


実際、運営会社の営業マンも、それは十分可能ですと言っていた。


早期の改善を望みたい。


話が大きく脱線した・・・元に戻そう。


文の里でお客さんを降ろした後は、キタ、ミナミ、京橋を中心に立ち回り、細かい商いが続いた。


そして、今日から新たに決めたルールがある。それは・・・



配車アプリの注文を取るのは、乗車地点まで600m以内のものに限る



ということ。


これを実践してみたら・・・キャンセルは少ないし、仮にキャンセルされてもダメージが少ないし、ワンメーターでも全然ガックリ来ないし、効率よく売上が上がるし・・・いいことだらけや。


やはり、付け待ちと流しを中心に営業するのは、心理的に大きな安心感がある。


配車アプリはそれで足りない分を補うもの、というスタンスで利用するのが一番いいと思う。


そんなこんなで、20:46。


キタ周辺の付け待ちスポットを覗きに行こうと、神山町周辺をぐるぐるしてたら、裏道の暗がりの中で手が上がりご乗車、行き先を尋ねると・・・


『阪急の豊中まで、高速を使って下さい!』


よっしゃ!!ヒマな時間帯の、願ってもない最高のミドル便、ありがとうございます!!


福島から阪神高速に乗ってバビュンと快走、無事にミッションを完了した。


豊中でお客さんを降ろしたあたりから、雨が酷くなってきた。


豊中で配車アプリの注文を1本熟して、ひとまず江坂方面へクルマを走らせた。


江坂に着いてみたら、北向きのタクシー乗り場がカラッポ。


すかさず付けてみたら、即ご乗車、ひとりの老紳士が乗ってきた。


行き先を尋ねたら、まっすぐ行けだの、そこを曲がれだのと、具体的な行き先や住所を告げないまま、老紳士が言うままに、クルマを走らせた。


結構あちこちをぐるぐると走り回って、到着したのは豊中の南桜塚。


クレジット決済にしてくれと言うので、端末を取り出して決済完了。


ここで、この老人がワケの分からないことを言い出した。


『これって割引されてんのか??』


割引?なんのこっちゃ??


『割引とは、どういうことですか?』


と尋ねると、身体障害者割引だと言う。


いわゆる障割というやつだ。


障割というのは、料金支払いの際に、お客さんの側から申し出があり、かつ障害者手帳の提示を受けて初めて適用するものだ。


当然、今回は事前に、障割にして欲しい旨の申し出もなければ、障害者手帳の提示もなかった。


その旨を説明しても、聞く耳を持たない。

さらには、いつもならもっと安い金額で帰ってこれるのになどとのたまう。


いえいえ、ここまでアンタの指示する道しか通ってへんがな・・・。


その上、自分の落ち度を棚に上げて、100円くれたらそれで納得したるなどと言い出す始末・・・。


この手の老人の思考回路は、もはや、歯にこびりついた歯石、あるいはトイレにこびりついた尿石のごとく頑固で、話をするだけ時間のムダ。


こんなタカリ屋のために、大事な時間を浪費することは絶対にしたくない。


僕は躊躇することなく、この哀れなタカリ屋老人に、お望みどおり、100円を恵んでやった。


そして、降り頻る雨の中、さっさとドアを開けてメーターを空車状態にし、クレジット伝票の整理を始め、早く降りろモード全開状態にし、追い出してやった。


よくウダツの上がらん人に対して『あの人はあんな人やけど、人生の先輩として敬う気持ちを・・・』などと言うことがある。


これって、たいがい人をバカにした表現だ。


でも、今回の老人はそれにも値しない。ただの哀れなタカリ屋、ただそれだけや。


気分を取り直して、次いってみよう、次!!


この後は江坂と西中島でしばらく営業。


配車アプリの注文で、西中島から北堀江までのお客さんを乗せたのをキッカケに、ミナミとキタ中心の立ち回りとなり、特にロングやミドルを引くこともなく、街中が収束モード全開になってきたので、粉浜から住吉大社までのお客さんを最後に、ガラガラ閉店した。



今日の営業結果



23組36名のお客さんにご乗車頂いて帰庫。

営業結果は売上32,800円、営収30,370円

平均営収は190,340円÷7=27,191円となった。



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