【独酌ブログ】どうしても眠れない夜は呑む!!

久しぶりの独酌ブログ



ここ最近、睡眠の質を上げるために実行してること、それは・・・


寝室にスマホを持ち込まない


これです。

以前からこれは有効かも知れんと思ってたのですが、こないだテレビでこのネタをやってるのを見て、実行に移したワケですが、効果の程はというと・・・


なかなかいいんじゃね??


という具合に、割と寝付きもいいし、朝まで目が覚めへんし、寝起きもスッキリして、ええ感じなのです。

でもですね・・・時節柄、仕事や今後のことなど色々考え事をしてしまったり、または、なぜかワカランけど寝付けないなど、どうしても眠れない夜もあるワケです。

そういう時はどうするのか??

それはズバリ


呑む!!


これに尽きます。

好きなテレビ番組や動画を観たり、あるいは好きな音楽を聴きながら一杯呑む。

呑みスケにとって、これに勝る気分転換はありません。

で、先週の金曜日も寝付きがよろしくないので、早々に寝室を抜け出し、独酌と相成りました。


こんなご時世に、浮かれポンチの如くこのような独酌ブログを書くのは如何なものか?とも思うのですが・・・

自粛自粛ばかりでは気分も滅入るし、何より・・・このブログの読者様の大半が、タクシーネタよりも独酌ネタを楽しみにして頂いてるという事実も伝え聞いておりますので、ここは久しぶりに独酌ブログでいってみようと思います。

BS朝日でやってる【昭和のクルマといつまでも】を観ながら一杯



というわけで・・・

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仕込んであったマグロの山かけを冷蔵庫から引っ張り出して、独酌開始!!

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安売りしてた山かけ用のマグロ切り落としと、実家から送られてきた山芋を擦りおろしたものを合わせて完成!簡単!!

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山芋のとろろは、酢を少量混ぜ込むことで、茶色くなりません。

美味しく食べるポイントは、マグロもとろろも、キンキンに冷やすこと!

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これは、ワタクシ特製の【かえし】を、やはりワタクシ特製の出汁で割ったもの。

これに、直前に練り上げたわさびを溶いて回しかけて頂きます。

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合わせたお酒は、やはりここ最近のマイブームである、芋焼酎のハイボール。

焼酎は糖質やプリン体などを気にしなくていいし、何よりも明くる日がラクなのがよろしい。

いつもの如く、きちんと下処理したマグロの食感もさることながら、キンキンに冷えた山芋とろろと、自作のかえし出汁が渾然一体となって、実に美味い!!

ここ最近の暑い日にはサイコーの肴ですね!!

芋焼酎ハイボールとの相性もバツグンです。

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そんな感じで呑みながら、録画してあったBS朝日の番組【昭和のクルマといつまでも】を観ることにします。

この番組のコンセプトは、1台のクルマを30年以上乗り続けてるオーナーを訪ね歩くという、クルマ好きにはタマラン番組なのです。

で、僕が楽しみにしてたのが・・・

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1972年式 メルセデスベンツ600リムジーネ。

いわゆる【タテ目】の時代のメルセデスの最高峰です。

モナコブルーの綺麗な個体ですね。

字光式のナンバープレートはこのクルマには似つかわしくないような気もしますが・・・希望ナンバー制度なんてない当時に、【3】という希少なナンバーを取るための苦肉の策だったのだろうと推測します。

ちなみに、当時はこのリムジーネの他に、プルマンというストレッチ・リムジンもありました。

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自動車電話のトランクリッド・アンテナが懐かしいですね。

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内装は、車体色に合わせた濃紺のベロア。

ベロアというのは、当時のメルセデスベンツ車に採用されてたモケット生地で、ザクっとした中にもベルベットのような肌触りの良さがあり、座り心地も上質で丈夫、そして何より滑りにくいのが特徴で、実は本革よりも格が上というのはあまり知られてません。

ただ、埃や毛などがくっつきやすいのが弱点で、マメにコロコロやエチケットブラシなんかで手入れをしないと・・・実に残念なことになります。


で、このクルマは、当時の技術を集大成した高級車なので・・・

サスペンションはハイドロニューマチックといわれる油圧サスペンションで、パワーステアリング、4段AT、エアコン、パワーウインドウ、パワーシート、セントラルロック、冷蔵庫はもちろん、トランクの自動開閉機構などの快適装備も満載されてました。

しかも、ビビるのは・・・

当時のダイムラーベンツ社の開発責任者は、このクルマを唯一無二の高級車にするために、そういった装備品のパワー化にあたっては、電動で動かすことをトコトン嫌いました。

その理由は・・・モーターの音が煩いから・・・

なので・・・

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パワーウインドウも

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スライディングルーフも、そしてパワーシートも、トランクの開閉も、全て油圧方式としました。

実際、これらの装備が作動するときの音は・・・無音・・・。

これぞ本当の意味での【最善か無か】を地で行く妥協なき世界・・・最新のメルセデスベンツでは絶対に味わえない世界です。

ただし!油圧化された装備品を動かすには、油圧ラインをクルマ中のそこかしこに張り巡らす事になるので、いざ油圧ラインのどこかに異常が発生すると・・・サスペンションはベッタベタに下がり切るわ、窓も勝手に全開状態になったり・・・ヒサンな事になります。

で、この600リムジーネを所有してるのは

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このステッカーでお馴染みの輸入車ディーラーである、ヤナセ。

厳密には、故・梁瀬次郎会長が愛用されてたものですが、ナンバープレートから、東京・芝浦のヤナセ本社名義で登録されてるのは推測に難しくありません。

このクルマは現在、神奈川にある【ヤナセクラシックカーセンター】という、この時代のメルセデスベンツのレストアなどを行う子会社にて保管、後進の指導の際の教材としても用いられてるとのことです。

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ところで、このヤナセクラシックカーセンターというのは・・・元を辿ると、1986年までメルセデスベンツ車のインポーター業務を行なってたヤナセの子会社、ウエスタン自動車が前身。

ヤナセといえば、当時は他にもフォルクスワーゲンやアウディ、シボレー、キャデラックなどの正規輸入販売代理店としても商売をしてましたが、メルセデスベンツだけは輸入と販売を分業してました。

ドイツから日本に上陸したメルセデスベンツの新車は、このウエスタン自動車で日本の保安基準に合うように整備され、晴れて日本仕様となったクルマをヤナセが売る、というワケです。

なので、当時の正規モノのメルセデスベンツ車はどれも、ボンネットを開けると、コアサポートの上あたりに【ウエスタン自動車】と刻印された黒いプレートがリベット留めされてます。


しかしながら・・・

1985年のプラザ合意を機に日本円の価値が上がり、いわゆる【円高】が進むことで輸入車が買いやすくなり、それまで日本のマーケットをあまり重要視してなかった海外の自動車メーカーは、この辺りからこぞって日本に子会社を設立する流れになります。

ダイムラーベンツ社もその例外ではなく【メルセデスベンツ日本】が設立されたことで、ウエスタン自動車はその役目を終えることになります。


ところで、1980年代後半あたりまでに発表・発売されたメルセデスベンツ車は、古くなって不具合が起こっても、ダメな部品を交換してやればシャキッとして元通りになると言われてます。

実際、1950年代のポントンなんかの部品も、今でも余裕で揃うらしいです。

でも、クライスラーと組んだあたりから以降の、尽く電子制御化され始めたメルセデスベンツ車はこうはいきません。

えぇ~っ?高価な車やのに、こんな所が壊れるか??って言いたくなるような故障も多いのに加えて・・・

特に最近のメルセデスは、単に悪くなった部品を交換するだけではダメで、専用のコンピュータを介して、部品と車両本体を紐付けるなどの作業が必要で、しかもその部品代がいちいち高価ときてます。

部品と車両を紐付けるって・・・なんかパソコンとかみたいなノリですね。

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一方で、本当の意味での【最善か無か】の哲学に則って作られた時代のモデルを現在も愛用する人も多く、そういったニーズに応えるためには、ウエスタン自動車に蓄えられた貴重なノウハウを後世に継承していくことが急務というわけですね。


最新のメルセデスもカッコいいけどね・・・でも、僕はやはり、いまやネオクラといわれる時代のメルセデスの方に惹かれますね。

っていうか、最新のメルセデスなんて買われへんし!!

思いっきり長々と脱線してしもうた・・・



思いっきり長々と脱線して蘊蓄を垂れ流してしまいましたが・・・。

こんな感じで、好きな番組を観ながら独酌して、この後はぐっすりと眠ることが出来ました。


めでたしめでたし、ですね!


それではまた!!



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Author:Driver Takabou

大阪の昼勤務タクシードライバー、ブロガー、動画クリエイターなどの顔を使い分けて自由に働き、よく遊び、よく呑んでストレスフリーに生きる自由人です。

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